陛下、貴方はずるい。

 例え、貴方のお心が私に向かっていないとわかっていても、貴方の声が、瞳が・・
 私を捕らえて離さない。

 あなたの、その心は風に舞う葉っぱのように空ろげな御心を知っていても私は貴方に囚われます。


 私は貴方に恋をしている。


 例え貴方の御心を埋め尽くせない存在だとしても。


 私は魔族故に貴方に恋焦がれているのです陛下―・・

駒鳥ハ何故謳ウ何故笑ウ

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                                     <第一楽章完>
幕間     黎鳥飛話  「俺にはかつて友がいた―・・」
                   本編第一楽章西方将軍のお話。


        バレンタイン企画小話「チョコの罠」(2007.2.13)再録

        宰相の憂鬱 1 2 3 4 5 6 7 8 9
        宰相閣下の若かりしころの話。
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